《つづき》 ケヤキの木は何かを見つけたようです。 「どうしたんだい?」 友だちのムクドリは、はねをはばたかせながら聞きました。 すると、ケヤキの木はこたえました。 「さっきは、きみたちのたいぐんを見て、雨雲かと思ったんだ。」 「へえ、ぼくたち、…
《つづき》 ケヤキの木にとって、朝がこんなにまちどおしいのは、はじめてのことでした。 のぼってくる太陽が見えたとき、ひゅうっとすずしい風がふきぬけて、葉っぱをさらさらとならしました。 まだ、ムクドリはやってきません。 「なかまたちをつれてきて…
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